【特集】グローバル公益債券で、急ぎすぎない資産運用という選択肢

電力・ガス・水道等を供給する世界の公益企業・公社の債券に投資

公益債券とは

公益債券とは、電力・ガス・水道等といった我々の日常生活に不可欠なサービスを提供する公益企業・公社が発行する債券の事を指します。

生活に欠かせないサービスを提供する公益企業・公社は、一般的に長期・継続的な事業の安定性が期待され、信頼度が高い業種と考えられています。
また、公益債券のデフォルト率は他のセクターと比べ低い水準にあります。

※デフォルトとは、債券の発行体が社債に係る元本の返済や利息の支払いが不能となり債務が履行されない状態になることをいいます。

電気のイメージ

ガスのイメージ

水道のイメージ

公益債券の魅力である3つの安定性

公益債券は、①事業の安定性 ②信用力の安定性 ③金利収入の安定性 という3つの安定性を兼ね備えています。

では、3つの魅力について具体的に見ていきましょう。



公益債券の魅力(イメージ)

※上記は公益債券の魅力についてのイメージを示したものであり、今後の市場環境等を保証するものではありません。

公益債券の魅力①:事業の安定性

公益債券は電力・ガス・水道等の公共事業を営む公益企業・公社が発行する債券です。公益企業・公社は我々の生活に不可欠なサービスを提供しているため、景気等に左右されにくいのが特徴です。

また、公益企業・公社は公共料金が主な収益源であり、継続的な現金収入が期待されるため、長期的な事業の安定が見込まれます。

公益債券の魅力②:信用力の安定性

事業が安定しているからこそ財務は健全であり、そのことは信用力の安定性にもつながっています。
公益企業・公社のデフォルト(債務不履行)率は長期で見ても他の業種に比べ低い水準にあります。



世界の企業全体のセクター別年間デフォルト率

 

出所:S&Pグローバル・レーティング“ Default, Transition, and Recovery:
2022 Annual Global Corporate Default And Rating Transition Study”レポート掲載データを基にドイチェ・アセット・マネジメント㈱が作成
※上表中のセクター分類はS&Pによるものであり、当ファンドの実際の分類とは異なる場合があります。
※年間デフォルト率の定義=1年間にデフォルトした債券の発行体数/当該年の1月1日時点でS&Pが格付を付与している全ての発行体数
※データは記載時点のものであり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。

公益債券の魅力③:金利収入の安定性

公益債券は、安定した信用力を背景に長期債の発行が可能なため、投資適格債券の中でも相対的に高い利回りが期待できます。
世界各国の利上げやインフレ等の影響を受け、公益債券の利回りは過去と比べても高い水準にあります。



公益債券と世界社債の利回り比較(指数)

 

出所:各種資料を基にドイチェ・アセット・マネジメント㈱が作成
※使用した指数については後記「当資料で使用している指数等に関する留意事項」をご参照下さい。
※上記は過去のデータを使用して作成したグラフであり、当ファンドの実際の数値とは異なります。また、将来の運用成果等を保証もしくは示唆するものではありません。
※データは記載時点のものであり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。

スプレッドとは?

スプレッドとは、国債の利回りと社債の利回りとの差をいいます。発行体(企業)の信用力においては、信用力が高い(低い)ほどスプレッドが小さく(大きく)なります。

企業が発行する社債の利回りは、企業自身の信用力を反映して「国債利回り」に「上乗せ金利(スプレッド)」が加わるため、国債よりも利回りが高くなる傾向にあります。



スプレッドの説明図

公益債券 なるほどQ&A

①公益債券のパフォーマンスについて教えてください。

公益債券の価格は『国債利回り』や『スプレッド』の変動等の影響を受けます。

インフレ圧力を受けた金利上昇の影響等から下落していた公益債券ですが、足元では回復傾向が見られます。なお、過去にも金利上昇時には公益債券の価格が下落する場面がありましたが、その後反発するとともに、下落前の水準を上回って推移してきました。



公益債券(指数、米ドルベース)の推移



過去の下落局面における国債利回りとスプレッドの動向(指数)

 

出所:各種資料を基にドイチェ・アセット・マネジメント㈱が作成
※使用した指数については後記「当サイトで使用している指数等に関する留意事項」をご参照下さい。
※データは記載時点のものであり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。

②どのくらいの期間保有したら良いか教えてください。

公益債券の保有期間別リターンは、5年保有の場合、96%超の期間でプラスリターンとなりました。
また、3年保有の場合でも93%超の期間でプラスリターンとなっています。
このことから、公益債券は、保有期間が長くなるほど安定したリターンの獲得が見込まれます。



公益債券の保有期間別リターンの状況(指数、米ドルベース)



さらに公益債券は、投資適格債券の中でも相対的に高い利回りが期待できます。
相対的に高い利回りを時間を掛けてコツコツ積み上げていくことにより、安定的なリターンの獲得が見込まれます。



公益債券の累積リターンの内訳(指数、米ドルベース)

 

出所:各種資料を基にドイチェ・アセット・マネジメント㈱が作成
※使用した指数については後記「当サイトで使用している指数等に関する留意事項」をご参照下さい。
※上記は過去のデータを使用して作成したグラフであり、当ファンドの実際の数値とは異なります。また、将来の運用成果等を保証もしくは示唆するものではありません。
※データは記載時点のものであり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。

③公益債券の利回りはなぜ高いのでしょうか?

債券の発行体は資金調達の目的にあわせ残存年数を決定します。債券の残存年数が長いほど、不確実性が増し、その分金利も高くなる傾向にあります。公益企業・公社の手掛ける事業は比較的長期のものが多いため、事業の資金調達手段である公益債券の残存年数も長くなり、金利も相対的に高くなります。

なお、欧米各国の利上げの継続等を受け、公益債券の利回りは足元2009年来の水準まで上昇しています。



公益債券の利回りの推移(指数)

 

出所:各種資料を基にドイチェ・アセット・マネジメント㈱が作成
※使用した指数については後記「当サイトで使用している指数等に関する留意事項」をご参照下さい。
※データは記載時点のものであり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。

スペシャルインタビュー

公益債券のワンポイントコラム!

公益債券関連動画

担当者スペシャルレポート

公益債券ファンドのファンドマネジャー トーステン・ナゲルが市場の見通し及び今後の運用戦略についてご説明します。

「2024年初の市場の見通し&今後の運用戦略」は、こちらをクリック

公益レポート

DWSグローバル公益債券ファンドのご紹介

ファンドのリスク、費用等は以下のリンクからご覧いただけます。

【毎月分配型】 Aコース(為替ヘッジあり) Bコース(為替ヘッジなし)
【年1 回決算型】 Cコース(為替ヘッジあり)Dコース(為替ヘッジなし)

その他の投資アイディア

当サイトで使用した指数に関する留意事項】
公益債券(指数):Bloomberg Global Aggregate Corporate-Kouek(i 日本円除く)
世界国債(指数):Bloomberg Global Aggregate Treasuries(日本円除く)
世界社債(指数):Bloomberg Global Aggregate Corporate(日本円除く)
※「Bloomberg®」およびBloomberg Global Aggregate Corporate-Kouek(i 日本円除く)、Bloomberg Global Aggregate Treasuries(日本円除く)、Bloomberg Global AggregateCorporate(日本円除く)は、Bloomberg Finance L.P.および、同インデックスの管理者であるBloomberg Index Services Limited(以下「BISL」)をはじめとする関連会社(以下、総称して「ブルームバーグ」)のサービスマークであり、ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社による特定の目的での使用のために使用許諾されています。ブルームバーグはドイチェ・アセット・マネジメント株式会社とは提携しておらず、また、同社が運用する商品等を承認、支持、レビュー、推奨するものではありません。ブルームバーグは、同社が運用する商品等に関連するいかなるデータもしくは情報の適
時性、正確性、または完全性についても保証しません


■当サイトは、ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社により情報提供を目的として作成されたものです。■詳細は投資信託説明書(交付目論見書)をご参照下さい。 投資信託のお申込みに当たっては、販売会社より投資信託説明書(交付目論見書)をお渡しいたしますので、必ず内容をご確認の上、ご自身で判断して下さい。■当サイト記載の情報は、作成時点のものであり、市場の環境やその他の状況によって予告なく変更することがあります。データ等参考情報は信頼できる情報をもとに作成しておりますが、正確性・完全性について当社が責任を負うものではありません。■当サイト記載の情報及び過去の運用実績は将来の運用成果等を保証もしくは示唆するものではありません。■投資信託は、株式、公社債等の値動きのある証券(外貨建資産には為替変動リスクもあります)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、元本が保証されるものではありません。投資信託の運用による損益は、投資信託をご購入のお客様に帰属します。■投資信託は、金融機関の預貯金と異なり、元本及び利息の保証はありません。■投資信託は、預金または保険契約ではないため、預金保険及び保険契約者保護機構の保護の対象にはなりません。■登録金融機関を通してご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象とはなりません。■当サイトに関する著作権は全てドイチェ・アセット・マネジメント株式会社に属しますので無断転載、無断使用を禁じます。

CIO View