新NISAを背景に、投資を通じた資産形成が定着しつつあります。一方で、これまでの長い上昇局面の後に訪れる下落が不安、日々の生活で忙しく時間の余裕がない、あるいはコストは抑えて投資したいなど、投資に期待する効果は3つの「パ」に集約できます。
「パ」はパフォーマンスの頭文字をとったもので効果のような意味合いです。
1つめの「タイパ」 (タイム・パフォーマンス) はかけた時間・手間に対する効果、2つめは「リスパ」(リスク・パフォーマンス)で投資するリスクに見合う成果が期待できるかどうか、3つ目は「コスパ」(コスト・パフォーマンス)で、かけた費用(お金)に対する効果です。
時間、リスク、費用に見合った効果が得られるかは投資を判断する上で重要なポイントです。
ドイチェ・ETFバランス・ファンドは、高いリターンを期待する世界株と守りに強いとされる世界債券を半分ずつ、1対1の比率で保有する、きわめてシンプルなつくりの投資信託です。選択に時間をかけて悩む必要がなく、自動で調整するため「タイパ」に優れているといえましょう。
※上記はイメージです
もう一点「タイパ」に優れた要素として、例えば過去の下落局面からの回復が相対的に速かった実績も挙げられます。下のグラフの通り、世界株は長期で振り返ると右肩上がりで上昇していますが、大きく下落する局面もあります。2008年の金融危機の際には62%下落しましたが、仮に1,000万円を投資していた場合、およそ380万円に減少したことになります。
※2004年2月末を100として指数化
世界株:MSCIコクサイ、トータルリターン ネット配当込み、円建て
出所:ドイチェ・アセット・マネジメント
そして下落後に投資資金を元通りしたい場合、仮に50%下落した後で50%上がったとしても元には戻りません。50%下落すると100%、つまり2倍に上昇することが必要なため、元通りになるまで長い時間を要するでしょう。資産運用においては、下落相場で下落幅を抑えることもタイパの要素で重要なポイントとなります。
世界株:MSCIコクサイ、トータルリターン ネット配当込み、円建て
出所:ドイチェ・アセット・マネジメント
➡資産運用において、下落相場でいかに下落幅を抑制できるかが重要に
過去の下落局面において、世界株のみに投資した場合と2資産均等に投資した場合の最大下落幅を比較してみると、守りの資産である世界債券と組み合わせることで、2資産均等の方が概ね急落局面での下落幅が小さい結果となりました(リスパ)。ここ20年間で最大の下落となった金融危機では、2資産均等の方が元に戻るまでの時間も約1年早くなりました。ここ数年は順調な相場展開が続いてきましたが、今後も右肩上がりが続くとは限りません。起こりえるマーケットの波乱に備え、「タイパ」に注目してください。
※期間中の最大資産から落ち込んだ下落率
世界株:MSCIコクサイ、2資産: MSCIコクサイ + JPM GBI Global ex-Japan index(50%均等リバランス)、全てトータルリターン ネット配当込み、円建て
出所:ドイチェ・アセット・マネジメント
2資産は仕組みがシンプルなだけではありません。2資産に加え、日本株や債券を入れた4資産、さらに新興国の資産を入れた6資産、日本と世界のREITも組み入れた8資産を均等に保有する手法もありますが、過去約20年間のパフォーマンスを見てみると、最も資産が成長しているのは2資産均等投資という結果となりました。
2資産均等投資はシンプルな仕組みに加え、相場上昇にもしっかりと乗って長期で優れたパフォーマンスを示しています。
世界株:MSCIコクサイ、
2資産: MSCIコクサイ + JPM GBI Global ex-Japan index(均等リバランス)、
4資産: MSCIコクサイ + JPM GBI Global ex-Japan index + 東証株価指数(TOPIX)+ FTSE日本国債インデックス(均等リバランス)、
6資産: MSCIコクサイ + JPM GBI Global ex-Japan index + 東証株価指数(TOPIX)+ FTSE日本国債インデックス + JPEIDIVR Index + MSCIエマージング株式(均等リバランス)、
8資産: MSCIコクサイ + JPM GBI Global ex-Japan index + 東証株価指数(TOPIX)+ FTSE日本国債インデックス + JPEIDIVR Index + MSCIエマージング株式 + 東証REIT指数 + FTSE EPRA/NAREIT Developed Index (均等リバランス)
全てトータルリターン ネット配当込み、円建て
出所:ドイチェ・アセット・マネジメント
「リスパ」(リスク・パフォーマンス)について見ていきましょう。投資の世界ではリスクは値動きの振れ幅をさし、値動きが大きい=リスクが高い、値動きが小さい=リスクが低いことを意味しています。一般的にリスクが高いほどリターンも高くなる傾向にあります。リスクが低い割にリターンが高ければ、リスク対比でのパフォーマンス、つまりリスパが良く、優れた投資であるといえるでしょう。
上記はイメージです
出所:ドイチェ・アセット・マネジメント
2資産均等投資では「リスパ」も期待できます。下の図は、世界株、世界債券をそれぞれ単体で持った場合と、2資産均等に持った場合のリスクに対するリターンを過去約20年のデータで示しています。横軸がリスクで、縦軸がリターンを示していて、リスクに対してリターンが高いか低いか、つまりリスパは傾きによって示すことができます。世界債券はリスクが低い分リターンも控えめですが、世界株はその逆でリスクが大きくリターンも大きくなりました。世界株と世界債券を半々で保有する2資産均等はその間に位置し、リスパが優れた結果となりました。
世界株:MSCIコクサイ、世界債券: JPM GBI Global ex-Japan index(50%均等リバランス)、全てトータルリターンネット配当込み、円建て
出所:ドイチェ・アセット・マネジメント
「コスパ」(コスト・パフォーマンス)は費用対効果のことですが、主な費用としては信託報酬などのランニングコスト(保有期間中に発生する費用)があげられます。仮に同じパフォーマンスであれば、コストが低い方がお得です。他には購入や解約時に手数料がかかる場合もあります。ドイチェ・ETFバランス・ファンドは複数の資産に分散するファンドとして信託報酬を比較的低く抑え、また株式と債券への投資のうちより上がった方は売り、より下がった方は買うというようにファンド内で資産配分が均等になるように自動調整するので、相場をみながら売買する必要はありません。
コスパ
➢ランニングコスト(信託報酬)が低い
➢シンプルな仕組みでエントリーしやすく、何度も取引する必要がない
3つの「パ」を切り口に、長期で無理のない資産形成を目指すためのポイントをお伝えしてきましたが、ドイチェ・ETFバランス・ファンドの3つのポイントを確認してみましょう。
主に先進国の株式及び債券に半分ずつ投資することにより、株式単体よりもリスクを抑えながら債券単体よりも高いリターンの獲得を目指します。
複数の先進国へ分散投資をすることにより、リスクを抑えながら安定したリターンの獲得を目指します。
ETFを主要投資対象とすることで、コストの低減を図ります。
購入時手数料 | 実質的にご負担いただく運用管理費用(信託報酬) |
---|---|
ありません | 年率0.4035%±0.01%(税込/概算) *概算値のため、当ファンドにおける実際のETFの組入状況等によっては変動することがあります。 |
ドイチェ・ETFバランス・ファンドは、先に挙げた3つの「パ」が期待でき、長期で無理のない資産運用を目指せるファンドです。
投資信託の代表的な評価機関の一つであるLSEG社から、ファンドのパフォーマンスが評価され最優秀ファンド賞を受賞いたしました。
(リッパー分類:ミックスアセット 日本円 バランス型、評価期間:5年)
LSEG リッパー・ファンド・アワードは毎年、多くのファンドのリスク調整後リターンを比較し、評価期間中のパフォーマンスが一貫して優れているファンドと運用会社を表彰いたします。選定に際しては、「Lipper Leader Rating (リッパー・リーダー・レーティング)システム」の中の「コンシスタント・リターン(収益一貫性)」を用い、評価期間3年、5年、10年でリスク調整後のパフォーマンスを測定いたします。評価対象となる分類ごとに、コンシスタント・リターンが最も高いファンドにLSEG リッパー・ファンド・アワードが贈られます。詳しい情報は、lipperfundawards.comをご覧ください。LSEG Lipperは、本資料に含まれるデータの正確性・信頼性を確保するよう合理的な努力をしていますが、それらの正確性については保証しません。
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