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2018年11月9日

DWS ロシア・ルーブル債券投信 (毎月分配型/年2回決算型)
追加型投信/海外/債券


年初来のパフォーマンス振り返り: マクロ環境は良好なものの、米国による制裁強化がルーブルを押し下げる

DWS ロシア・ルーブル債券投信(毎月分配型)の分配金込基準価額は年初来で11.6%下落しました(2018年10月末時点)。

主な理由は米国による対ロシア制裁強化への懸念により通貨ルーブルが下落したことです。なお、マクロ環境は総じて良好であり債券市場は小動きとなりました。

インフレ率は、ロシア中央銀行の迅速かつ明確な抑制策が奏功し、政策目標である4%を下回っています。また、主要輸出品目である原油の価格上昇により2018年の財政収支は黒字化する見込みです。2018年の新興国市場は米国の利上げ等の影響を受け易い傾向にあります。しかし、ロシアは潤沢な外貨準備高を有し、経常黒字であること等から、他の新興国に比べ対外的なショックへの耐性がある国と言えるでしょう。このように、マクロ環境はルーブル上昇につながるような内容が揃っているにも関わらず下落している背景には、米国の制裁強化に対する懸念があると考えます。

米国はシリア問題等を受け4月に新興財閥(オリガルヒ)や個別企業に対し制裁を実施しました。8月には英国で起きたロシア元情報機関員らの暗殺未遂事件でロシアが神経剤を使用したと断定、米国の安全保障上重要と判断される製品や技術の対ロシア輸出の禁止等の制裁を課しました。その後もロシアが化学兵器の使用停止を確約しなかったこと等から、米国はさらなる制裁の発動を表明しました。また、米国大統領選挙へのロシアの介入疑惑を受け、米国議会上院超党派グループは追加制裁法案を議会に提出しています。この中には米国国民によるロシア新発国債の取引禁止等の内容が含まれており、法案が可決するとロシア市場に大きな影響を与えると懸念されています。さらには、ロシア国有金融機関に対する取引制限も影響が大きく、これらを受けてルーブルは上値の重い展開が続いています。

今後もルーブルは制裁に左右される状況が続くと見られ、当ファンドの主な変動要因となることが予想されます。



※分配金込基準価額は、分配金(税引前)を再投資したものとして計算しております。
   ただし、設定来の分配金が0円のファンドにつきましては基準価額と重なって表示されております。
※基準価額(1万口当たり)の推移は、信託報酬控除後の価額を表示しております。
※過去の運用実績は将来の運用成果等を保証もしくは示唆するものではありません。
※データは記載時点のものであり、将来の傾向及び数値等を保証もしくは示唆するものではありません。

出所:Bloombergのデータを基にドイチェ・アセット・マネジメント㈱が作成

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