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トムソン・ロイター リッパー・ファンド・アワード・ジャパン2017 特別インタビュー(2/2)

DWS グローバル新興国株投信<愛称:ブリック・プラス>   「トムソン・ロイター リッパー・ファンド・アワード・ジャパン 2017」 投資信託部門 評価期間 3年 株式型 エマージング マーケット グローバル分類 最優秀ファンド賞を受賞!

なぜ今、新興国株式ファンドが再び注目を集めているのでしょうか?
新興国株式への投資妙味や、今後の市場見通しを、「DWS グローバル新興国株投信<愛称:ブリック・プラス>」 のポートフォリオ・マネージャーが解説いたします。

根岸 厚 ドイチェ・アセット・マネジメント 運用部 ポートフォリオ・マネージャー

ドイチェ・アセット・マネジメント
運用部 ポートフォリオ・マネージャー


根岸 厚

Q7

投資対象国の中で特に注目しているのはどこですか?

根岸

現時点では、ファンダメンタルズの改善期待や株価の割安感等から、中国、ブラジル、ロシアを「オーバーウェイト」としています。新興国の成長ドライバーは国によって様々です。資源国もあれば、IT分野において強みを発揮する国もあります。グローバル経済から受ける影響も国によって異なります。例えば、米国の金利上昇やそれに伴うドル高は、米国の経済状態が良いことを意味し、グローバル経済にとってもプラスとなることから、新興国市場もその恩恵を受けます。ただし、ドル建て債務が多い国にとっては、ドル高により返済負担が増えることになり、マイナスの影響があります。全体としては追い風が吹いていますが、新興国への投資においては、マーケットの状況や個別企業の成長見通しをしっかりと調査しながら、銘柄を厳選して投資することが重要です。

Q8

新興国ファンドは足元で再び注目を集めています。投資タイミングとして今は適していると考えられますか?

根岸

ドイチェAMでは、グローバル株式における新興国の見通しを最近「中立」から「オーバーウェイト」に引き上げました。その理由としては以下の点が挙げられます。

  • ①マクロ環境の改善と金融政策のサポート:ブラジルやロシアなどではGDP成長率が2017年にプラスに転じると予想される。中国では想定以上の固定資産投資等がGDPや業績成長を後押しすると見込まれる。また、一部の国では中央銀行が金融緩和策によって経済を下支えする動きが見られる。
  • ②企業の業績見通しが向上
  • ③先進国市場との比較で相対的に割安感がある
  • ④株式市場における国内投資家の保有割合が増加し、市場の安定化が期待される
  • ⑤新興国株式市場への資金フローが改善傾向にある


ドイチェAMでは、新興国市場を取り巻く投資環境は改善しつつあり、先進国市場との比較において相対的な投資妙味が増したと見ています。

 

Q9

アメリカのトランプ政権誕生や、欧州で今後行われる選挙はファンドにどのような影響を与えますか?

根岸

トランプ政権の政策はまだ不透明であり、現時点ではファンドへの影響を分析するのは難しい状況です。ただし、貿易面での保護主義的な政策については、実際には大統領就任前の主張より現実的なものになるだろうと予測されます。実際に、トランプ大統領の誕生を受けて一時的に調整した新興国市場はその後大きく切り返し、年初来のパフォーマンスは先進国市場を大幅に上回っています。また、欧州で予定されている選挙などの政治イベントをリスクと捉える投資家にとっては、リスクとリターンの見合いという観点で、新興国市場の相対的な投資魅力度は高いと考えられます。

Q10

米国でさらなる利上げが見込まれていますが、米利上げが新興国株式に与える影響は?

根岸

ドイチェAMは米国での利上げは2018年3月末までにあと3回と予測しており、これはすでに市場で大方織り込まれていると考えています。そのため、米連邦準備制度理事会が極端な金融引き締め策に急転換しない限りは、新興国市場にとって大きなマイナスの影響は出ないと考えられます。ただし、新興国市場へ投資をする上では、引き続きアメリカの金融政策と、米ドル及びアメリカの長期金利の動きを注意深く見ることが重要です。

Q11

2007年の設定から、丸10年を迎えました。今後の運用方針を教えてください。

根岸

2017年は新興国市場の投資にとって追い風となる要因が複数見られ、投資妙味は高まっていると考えられます。今後もグローバル市場の影響を受けて、一時的には新興国市場が調整する可能性はありますが、投資環境は改善に向かっていると考えられることから、株価が下がったタイミングを投資機会と捉えて厳選した銘柄を組入れることで、長期的に優れた運用成果の実現を目指します。

Q12

投資家の皆様へメッセージをお願いします。

根岸

根岸 厚 ドイチェ・アセット・マネジメント 運用部 ポートフォリオ・マネジャー

新興国市場への投資には綿密な調査に基づく銘柄選択力が不可欠であり、グローバルな運用プラットフォームを有する当社の力量が発揮できる分野であると考えています。また、投資信託という仕組みを活用することで、個人では直接投資することが難しい国や地域へのアクセスが可能となります。新興国市場がまさに今、直面している重要な転換のポイントを見逃さず、このタイミングを長期的な資産形成の一助として活かしていただきたいと考えています。

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