トムソン・ロイター リッパー・ファンド・アワード・ジャパン2017 特別インタビュー(1/2)

DWS グローバル新興国株投信<愛称:ブリック・プラス>   「トムソン・ロイター リッパー・ファンド・アワード・ジャパン 2017」 投資信託部門 評価期間 3年 株式型 エマージング マーケット グローバル分類 最優秀ファンド賞を受賞!

なぜ今、新興国株式ファンドが再び注目を集めているのでしょうか?
新興国株式への投資妙味や、今後の市場見通しを、「DWS グローバル新興国株投信<愛称:ブリック・プラス>」 のポートフォリオ・マネージャーが解説いたします。

根岸 厚 ドイチェ・アセット・マネジメント 運用部 ポートフォリオ・マネージャー

ドイチェ・アセット・マネジメント
運用部 ポートフォリオ・マネージャー


根岸 厚

Q1

当社が運用する「ブリック・プラス」が「トムソン・ロイター リッパー・ファンド・アワード・ジャパン 2017」において、投資信託部門、株式型 エマージング マーケット グローバル分類(評価期間3年)の最優秀ファンド賞を受賞しました。受賞について率直な感想をお聞かせください。

根岸

「ブリック・プラス」 のパフォーマンスが評価されたことを大変光栄に思っています。この受賞を励みとして、今後も投資家の皆様に信頼されるファンドとなるよう、運用に努めてまいります。

Q2

ファンドの特徴を教えてください。

根岸

ブラジル、ロシア、インド、中国(以下「BRICs」)等の新興国の企業の株式に加えて、当社で「プラス」と呼ぶそれ以外の新興国も投資対象とするのが特徴です。「プラス」については、国際通貨基金(IMF)、世界銀行、国際金融公社(IFC)等が先進国に定めていないすべての国を投資対象とします。例えば、台湾、韓国、フィリピン、南アフリカなどがあります。

Q3

BRICsに加えて「プラス」を投資対象とすることのメリットとは?

根岸

大きく2つあります。一つ目は投資対象の分散、二つ目は投資機会の追求です。「新興国」と一口にいっても、国によって経済・財政状況や株式市場の動き、先進国市場との相関度合いが異なります。幅広い投資対象の中から、その時々のマーケット環境に応じて機動的にポートフォリオの入れ替えを行うことによって、パフォーマンスの向上を目指せることがメリットです。

Q4

「プラス」の対象国は多岐にわたりますが、調査体制はどのようになっていますか?

根岸

ドイチェ・アセット・マネジメント(以下ドイチェAM)は約7,060億ユーロ(約87兆4億円)の運用資産を有する世界有数の資産運用会社です。グローバルな調査体制を確立しており、調査・運用業務にあたる専門家の数は500名を超えています。当ファンドについては、例えば欧州ではフランクフルト・ロンドン、アジアではシンガポール・香港・台湾、南米ではブラジルなど、世界各地で地域に根ざした調査を実施し、銘柄選択に活かしています。
特に新興国では、現地に拠点を有し、現地の言葉で個別企業の調査にあたれることが非常に重要です。世界規模の運用力が、当ファンドのパフォーマンスを支えていると自負しています。また、ドイチェAMの運用プラットフォームはすべての主要な資産クラスを網羅しています。株式だけでなく、マクロ経済や為替の調査チーム、さらには社債の調査担当者とも密接に情報交換ができる体制が整っているという点も、当社の強みです。

※2016年12月末現在、1ユーロ=123.23円/億円未満四捨五入

Q5

銘柄選択のポイントは?

根岸

バランスシートが強固であること、特定のマーケットやセクター、国などで大きなシェアを持っていることを重視しています。売上げや利益の継続的な成長が期待されるからです。ただし、いくら業績の見通しが良くても、株価が割高であると判断される場合には投資しません。また、中長期的な視点で成長が期待される銘柄を組み入れる方針であることから、組入銘柄の入れ替え頻度は低くなっています。

Q6

注目している銘柄の具体例を教えてください。

根岸

特定のセクターで高いシェアを持ち、かつそのセクター自体の成長が期待される2社を例としてご紹介します。
1社目は台湾セミコンダクター・マニュファクチュアリングです。自社で工場を持たないハイテクメーカーから半導体などの製造を請け負い、世界で圧倒的なシェアを持っています。人口知能やロボット産業の分野で急速な技術革新が進む中で、CPU(中央処理装置)に対する需要が高まっており、その恩恵を受ける企業のひとつとして注目しています。
2社目は同じ台湾の企業であるラーガン・プレシジョンです。スマートフォン向けのカメラレンズで高いシェアを有します。現在、スマートフォンの最新モデルでは「デュアルレンズ」としてカメラレンズが2つ装備され、より画質の高い写真が撮影できるようになっており、業界の成長が追い風となり業績を伸ばしています。例としてあげた2社はITセクターに属しますが、ドイチェAMには各セクター専門のスペシャリストも在籍します。グローバルな視点で、セクター内での各企業の強みや位置付けを分析することが可能です。

ブリック・プラスの組入れ上位10銘柄(2017年2月28日時点) 組入れ銘柄数:58銘柄
  銘柄 国又は
地域
業種 比率(%) 会社概要
1 台湾積体電路製造
(台湾セミコンダクター・マニュファクチュアリング)(ADR)
台湾 半導体・半導体製造装置 9.4 自社設計による集積回路のメーカー。CMOSロジック、mixed-mode、揮発性および非揮発性メモリ、BiCMOSチップ用の集積回路の総合製造工程技術を提供する。フィリップス・エレクトロニクス(Philips Electronics N.V.)の関連会社。
2 サムスン電子 韓国 テクノロジー・ハードウェアおよび機器 5.8 電子機器・電気製品メーカー。半導体、パソコン、周辺機器、モニター、テレビなどをはじめとする民生用ならびに産業用電子機器・製品を製造、販売。エアコン、電子レンジなどの家電製品や、インターネット・アクセス・ネットワーク、携帯電話などの通信機器システムも製造する。
3 アリババ・グループ・ホールディング(ADR) ケイマン諸島 ソフトウェア・サービス 3.6 持株会社。子会社を通じて、インターネット・インフラ、eコマース、オンライン金融、インターネット・コンテンツなどのサービスを提供する。世界各国で製品およびサービスを提供。
4 ズベルバンク・オブ・ロシア(ADR) ロシア 銀行 3.5 銀行。預金・商業銀行業務に従事する。定期預金、法人向け銀行業務、証券仲介業務、信用供与、外国為替サービス、クレジットカードを提供。
5 ナスパーズ 南アフリカ メディア 2.8 メディア関連持株会社。電子・印刷分野のメディア・グループを保有する。テレビの加入者サービス、インターネット・サービスを提供するほか、新聞・雑誌・書籍の出版も手掛ける。
6 中国人寿保険
[チャイナ・ライフ・インシュアランス]
台湾 保険 2.8 保険会社。各種保険(生命、ヘルスケア、障害、グループなど)を提供する。証券投資、不動産投資、海外投資および融資サービスなど、生命保険基金の運営も手掛ける。
7 騰訊
[テンセント・ホールディングス]
ケイマン諸島 ソフトウェア・サービス 2.6 投資持株会社。中国、米国、欧州などのユーザーにインターネットおよびモバイル付加価値サービス(VAS)、オンライン広告サービス、電子商取引サービスを提供する。
8 大立光電
(ラーガン・プレシジョン)
台湾 テクノロジー・ハードウェアおよび機器 2.6 光学機器メーカー。光学レンズ・モジュール、光電子部品を製造、販売する。主な製品は、液晶プロジェクター、スキャナー、光学式マウス、デジタルスチルカメラ(DSC)、DVD、発光ダイオード(LED)、カメラ付き携帯電話機など。
9 ICICI銀行 インド 銀行 2.6 商業銀行。インド全土に支店網を有する。リテールおよび法人業務に加え、外為、資金、財務管理サービスを手掛ける。投資、保険、融資などの各種サービスも提供する。
10 招商銀行 中国 銀行 2.3 一般商業銀行。取扱いサービスは、預金業務、融資、手形割引、国債の引受・売買、銀行間貸出、信用状、銀行保証など。
組入れ上位10銘柄 合計 38% ※出所:Bloomberg等
※比率はマザーファンドの純資産総額を100%として計算しております。
※ADR、GDR等:銘柄にADR、GDR等の表示がある場合、預託証書(Depositary Receipt)であることを示しております。

※当資料に記載されている個別の銘柄・企業名については、あくまでも参考として記載したものであり、その銘柄・企業の株式等の売買を推奨するものではありません。

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