コーポレート・ハイブリッド証券の魅力

コーポレート・ハイブリッド証券の特徴

ハイブリッド証券とは、債券的性質と株式的性質を併せ持つ劣後債および優先証券等を指します。一般的に繰上償還条項が付与されており、あらかじめ定められた日に発行体が繰上償還を行うことができます。

●債券的性質:利率または配当率が定められていることや満期や繰上償還時に額面で償還されること等、債券に類似した性質
●株式的性質:発行体にとっては、一部を資本として自己資本の計算に算入できる等、株式に類似した性質


一般に普通社債と比べて弁済順位が低い等のハイブリッド証券特有のリスクがあること等により、利回りが高いという特徴があります。


また、事業会社が発行体の場合は「コーポレート・ハイブリッド証券」、金融機関が発行体の場合は「金融ハイブリッド証券」と呼ばれることがあります。


企業がコーポレート・ハイブリッド証券を発行する背景

企業がコーポレート・ハイブリッド証券を発行する背景には、コーポレート・ハイブリッド証券は、格付会社によって資本への算入が認められていることがあります。ハイブリッド証券を発行することにより、企業は資本コストを抑制しつつ、企業価値の向上と信用力の維持の両立を図ることができるといえます。コーポレート・ハイブリッド証券は主に欧州企業により発行されています。これは、ハイブリッド証券に対し資本算入が認められることに加え、欧州では利払いを損金算入できるという税制上のメリット等が背景にあります。

コーポレート・ハイブリッド証券の発行例を見ると、M&A資金の調達や年金債務にかかる資金調達、あるいは国営企業の資本増強等、発行目的は多岐にわたっています。




コーポレート・ハイブリッド証券の投資魅力①
~世界の優良企業が発行する債券の安定性~

投資適格格付中心のコーポレート・ハイブリッド証券市場


●コーポレート・ハイブリッド証券の格付けは約8割が投資適格格付です(指数ベース)。発行体格付では現時点ですべてが投資適格格付となっています。

コーポレート・ハイブリッド証券は、発行体である優良企業が資本増強を目的として発行する傾向があります。さらに、投資家から見て弁済順位が劣後する等特有のリスクがあるため、投資適格格付の優良企業が発行する証券であることが、一定の安心感として投資需要の拡大に寄与すると考えられるため、投資適格格付での発行が中心となっているのです。

※2020年8月末時点(格付けについては2020年9月30日時点の格付けを使用。)。
※銘柄格付および発行体格付は、ムーディーズ、S&P、フィッチのうち上位のものを採用し、S&Pの表記方法で表示しています。
※発行体格付については親会社等の発行体格付を適用することがあります。
※端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。
※データは記載時点のものであり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。
※上記は指数の数値であり、当社関連ファンドの実際の数値とは異なります。また、当社関連ファンドの将来の運用成果等を保証もしくは示唆するものではありません。
※使用した指数については、<当サイトで使用している指数等に関する留意事項>をご参照ください。
出所:Bloomberg、ICE Dataのデータを基にドイチェ・アセット・マネジメント㈱が作成



安定的なキャッシュフローを有する公益企業が約3割


●主に、電力・ガス・水道等の日常生活に欠かせないサービスを提供する企業である公益企業が業種別構成比のうち約3割を占めています。公益企業の主な収益源は電気代・ガス代などの公共料金であるため、公益企業は継続的な現金収入を得られやすく、財務の健全性が比較的高いといわれています。


※2020年8月末時点。
※業種はBloomberg業種分類を使用しています。
※データは記載時点のものであり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。
※上記は指数の数値であり、当社関連ファンドの実際の数値とは異なります。また、当社関連ファンドの将来の運用成果等を保証もしくは示唆するものではありません。
※使用した指数については、<当サイトで使用している指数等に関する留意事項>をご参照ください。
出所:Bloomberg、ICE Dataのデータを基にドイチェ・アセット・マネジメント㈱が作成




コーポレート・ハイブリッド証券の投資魅力②
~魅力的な利回りと良好な投資効率~

相対的に高い利回り

●コーポレート・ハイブリッド証券は主に欧州企業により発行されており、低金利環境が続く欧州においても、魅力的な利回り水準を維持しています。現在日本の定期預金金利は0.003%に低下している中、コーポレート・ハイブリッド証券の利回りは相対的にも高い水準と言えるでしょう。

※ 日本銀行金融機構局発表の300万円未満、期間1年の定期預金の平均年利率(2020年12月16日時点)

※各資産は特徴やリスク等が異なるため、利回りのみをもって一概に比較できるものではありません。
※データは記載時点のものであり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。
※上記は指数の数値であり、当社関連ファンドの実際の数値とは異なります。また、当社関連ファンドの将来の運用成果等を保証もしくは示唆するものではありません。
※各指数は現地通貨建で算出されています。
※使用した指数については、<当サイトで使用している指数等に関する留意事項>をご参照ください。
出所: Bloomberg、ICE Data、FTSE Fixed Income LLCのデータを基にドイチェ・アセット・マネジメント㈱が作成



安定した利息収入の積み上げ

●利息収入等を積み上げることが、リターンを下支えすると期待されます。

※2011年5月末に投資を開始し、その後、保有を続けたケースを想定したシミュレーションです。
※データは記載時点のものであり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。
※上記は指数の数値であり、当社関連ファンドの実際の数値とは異なります。また、当社関連ファンドの将来の運用成果等を保証もしくは示唆するものではありません。
※各指数は現地通貨建で算出されています。
※使用した指数については、<当サイトで使用している指数等に関する留意事項>をご参照ください。
出所: ICE Dataのデータを基にドイチェ・アセット・マネジメント㈱が作成



良好な投資効率

●2011年5月末から2020年8月末までの約9年間においてコーポレート・ハイブリッド証券は、世界国債や世界投資適格社債と比べリスクは高いもののリターンは上回るという投資効率(リスク・リターン特性)を有しています。

 

※リスクは月次リターンの標準偏差を年率換算したもので、平均的なリターンからどの程度かい離するか、値動きの振れ幅の度合いを示す数値です。
※各資産は特徴やリスク等が異なるため、リスク・リターン特性のみをもって一概に比較できるものではありません。
※データは記載時点のものであり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。
※上記は指数の数値であり、当社関連ファンドの実際の数値とは異なります。また、当社関連ファンドの将来の運用成果等を保証もしくは示唆するものではありません。
※各指数は現地通貨建で算出されています。
※使用した指数については、<当サイトで使用している指数等に関する留意事項>をご参照ください。
出所: Bloomberg、ICE Data、FTSE Fixed Income LLCのデータを基にドイチェ・アセット・マネジメント㈱が作成



コーポレート・ハイブリッド証券の投資魅力③
~通貨の分散~

為替ヘッジコストの低減または為替ヘッジプレミアムの獲得期待

●通貨別構成比率でみると、ユーロが8割超を占めています。これは、コーポレート・ハイブリッド証券の発行体の多くは欧州企業であるからです。ドイチェ世界コーポレート・ハイブリッド証券ファンドのAコースは原則として対円での為替ヘッジを行い為替変動リスクの低減を図ります。

※2020年8月末時点。
※データは記載時点のものであり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。
※上記は指数の数値であり、当社関連ファンドの実際の数値とは異なります。また、当社関連ファンドの将来の運用成果等を保証もしくは示唆するものではありません。
※上記の為替ヘッジコスト/プレミアムは各通貨の短期金利を用いた簡便な方法により計算したもので、実際の数値とは異なります。
※短期金利は1ヶ月LIBORを使用しています。
※使用した指数については、<当サイトで使用している指数等に関する留意事項>をご参照ください。
出所:Bloomberg、ICE Dataのデータを基にドイチェ・アセット・マネジメント㈱が作成



ハイブリッド証券特有のリスク

ハイブリッド証券特有のリスクとして以下があげられます。

劣後リスク(弁済順位が劣後するリスク)
・一般にハイブリッド証券は、弁済順位が株式に優先し、普通社債等よりも劣後します。したがって、発行体が破たん等に陥った場合、他の優先する債権が全額支払われない限り、元利金や配当金の支払いを受けることができません。また、発行体が経営不安、倒産、国有化等に陥った場合には、ハイブリッド証券の価格が大きく下落(価格がゼロとなることもあります。)し、ファンドの基準価額が影響を受け損失を被ることがあります。
・ハイブリッド証券は、一般に普通社債と比較して格付けが低く、さらに格付けが低下する場合にはハイブリッド証券の価格が普通社債よりも大きく下落する場合があります。

繰上償還延期リスク
・一般にハイブリッド証券には、繰上償還条項が付与されています。繰上償還日に償還されることを前提として取引されているハイブリッド証券は、予定期日に繰上償還されない場合、または繰上償還されないと見込まれる場合には、価格が大きく下落することがあります。

利息、配当繰延(停止)リスク
・一般にハイブリッド証券には、利息や配当の支払繰延条項が付与されています。発行体の財務状況や収益の悪化等により、利息や配当の支払いが停止・繰り延べされることがあります。この場合、期待されるインカムゲインが得られないこととなり、ハイブリッド証券の価格が下落することがあります。

規制環境等の変化に関するリスク
・ハイブリッド証券は、一般に規制当局や格付会社の認定基準に依存しています。したがって、規制当局および格付会社の動向やハイブリッド証券に関する不利益な制度変更等により、ハイブリッド証券の価格が大きく下落することがあります。
・世界的な金融危機が発生した場合には、複数のハイブリッド証券が同時に、損失負担条項等に該当する可能性があるため、ハイブリッド証券の価格が大きく下落することがあります。

偶発転換社債(CoCo債)等に関するリスク
・発行体が法的破たんには至っていない場合であっても、規制当局により実質的に破たんしていると判断された場合や発行体の自己資本比率が一定水準を下回った場合等には元本削減や株式への転換等を通じて損失吸収される場合があります。弁済順位にかかわらず、株式よりも先に損失を負担することがあります。




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