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2019年11月

原題:Why emerging markets are defined by ESG


レポートの要約



新興国はESGに関する課題を多く抱えている。一部の新興国は輸出収入やGDPを天然資源に依存しているために、経済全体の脆弱性が増している。例えば、地球規模の気温上昇は農作物の生産に対する脅威を通じて、農業を基盤とする新興国の経済に打撃を及ぼす。また、テクノロジーの進化、規制強化、消費者嗜好の変化は、化石燃料の輸出国である新興国に新たな危機をもたらしている。

新興国は世界の総GDPの60%、総人口の80%を占めていることから、このような危機的状況は世界経済にとっても重大なリスクとなる。DWSが実施したESGと企業の財務パフォーマンスに関する調査によると、地域別では新興国が最も高い相関を示すと同時に、新興国市場の投資家のESGに対する高い関心を示した。企業のESGに対する取り組みは、企業の経営状況に対する貴重な洞察を与えうる。

しかしながら、新興国では、企業、投資家、規制当局にまたがるサステナビリティへの取り組みにはむらがあり、実質的な取り組みは少数の国々に限られている。DWSでは、アジア新興国がリードしていると見ているが、同地域では気候変動リスクへの早急な対応が急務であることも背景にある。南米でも規制強化の動きが見られるが、アフリカ、中東地域では取り組みを進めている国は限定的である。

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