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2020年7月

原題:Dilution Risk in the US Banks


レポートの要約



DWSが4月に発行したレポートでは、新型コロナウイルスに関連したロックダウン措置がもたらす景気後退による株式の希薄化リスクを分析しました。今回の経済危機の最終的な深さと期間は不透明であることから、当レポートでは投資家が直面するリスクを2つのシナリオに分けて分析しています。そして、米連邦準備制度理事会(FRB)が米国の銀行に対して本年実施したストレステストの結果と照らし合わせて、これらのシナリオを検討します。

今回のストレステストでは、通常のストレステストの内容に加えて、想定される3種類の経済回復パターン(V字型、U字型、W字型)それぞれに対する感度分析を行うことにより、米国の銀行の脆弱性を評価しました。同分析は、経済危機のショックそのものよりも、危機からの回復の道筋が重要であることを示唆しています。貸倒れの影響はU字型シナリオの下で最も深刻な問題となります。このシナリオにおける損失が顕在化した場合、米国の銀行のコアTier1資本比率は8.1%程度へと、2019年の水準から5%ポイントの低下が見込まれるものの、規制上の最低水準以上には留まるでしょう。銀行は資本管理に関して慎重なアプローチが求められますが、2008年のリーマンショック時とは異なり、銀行が多額の増資を強いられる可能性は低いと考えます。

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