#1 市場とマクロ経済
株式については改めて控えめな見方 - 債券の見通しは改善
中央銀行が利上げサイクルを早期に終了させ、株式市場や、とりわけ脆弱なテクノロジー株を支える可能性は、かなり低そうです。米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長や欧州中央銀行(ECB)のクリスティーヌ・ラガルド総裁の直近の発言を見ると、現時点ではこのような解釈で間違いないようです。
「とはいうものの、我々は利上げによる景気後退は穏やかなものにとどまると考えています。これは良い材料です」と、DWSチーフ・インベストメント・ストラテジストであるビヨルン・ジェシュは述べています。
悪い材料としては、これまでよりも長期間にわたって危機後の経済成長が大幅に弱含む可能性があることです。
今までグローバル化や中国経済の急成長に貢献していた牽引役に対して数多くの疑問があるためです。
株式市場は困難な状況に見舞われています。来年利益が上向く余地はほとんどありません。「一方で、債券、その中でも特に社債が再び株式に代わる資産となってきています。ただ、1つ確実に言えることがあります。地政学リスクには常に目を光らせてください」とジェシュは付け加えています。
さらに詳細な内容と、下記資産クラスの足元の投資環境と今後の見通しにつきましては、こちらよりレポート全文(PDF)をご覧ください。
#2 株式: 慎重さが必須-ディフェンシブ銘柄を選好
#3 マルチアセット / 債券: 長期投資家にはリスクよりもチャンスが大きい
#4 通貨(ユーロ/米ドル):米ドルの強さが当面の間続く
#5 オルタナティブ資産(金):価格上昇の大きな余地
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