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2021年1月15日

【ニュースリリース】DWS、IFRS財団に対し、ダブル・マテリアリティに基づく一貫したESG報告基準の導入を求める

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※当資料は、DWSグループが2021年1月12日に発表したニュースリリースをドイチェ・アセット・マネジメント株式会社が翻訳したものです。

  • DWSは、IFRS財団(国際財務報告基準財団)に対し、ダブル・マテリアリティに基づく一貫したESG報告基準の導入を強く求めました。
  • 資本がどのように活用され、また世界にどのような影響を及ぼしているか、投資家の関心がますます高まる中、現在のESG報告フレームワークは十分とはいえません。
  • 非財務報告も財務報告と同様に重要なものであり、経営陣が説明責任を果たすとともに、完全に監査可能である必要があります。

※マテリアリティ=重要性。「ダブル・マテリアリティ」とは、環境・社会が企業業績等に与える影響(財務の重要性=投資家視点の重要性)と企業が環境・社会に与える影響(環境・社会の重要性=ステークホルダー視点の重要性)を統合した考え方。


DWSはIFRSの評議員会に宛て、「サステナビリティ報告に関するコンサルテーションペーパー」に対するコメントレターを提出し、気候変動関連データ以外も対象にした、ダブル・マテリアリティに基づく一貫したESG報告基準の導入を強く求めました。これはサステナビリティ(持続可能な社会や環境を目指す動き)に関わる問題が企業に与える影響だけでなく、企業が社会や環境に及ぼす影響についての情報も開示することを意味します。

このコメントレターの中で、DWSのリサーチ責任者であるフランチェスコ・クルトは、現在のESGフレームワークは投資家にとってすでに不十分なものとなっており、多くの投資家は投資した資本がどのように活用されているかについて開示を増やすよう求めていると警告しています。しかし、そういった必要とされる情報を提供する上で、我々は大きな課題に直面しています。昨今、投資家は、サステナビリティの問題に起因する外部性が企業に与える影響を評価するだけでなく、自らの資本が世界に与える影響も評価することにますます関心を高めています。さらに最近のDWSの調査では、グローバルなESG会計基準がない限り、ESG投資は、多くの投資家が期待した効果をあげられない可能性が示唆されています。

クルトは次のようにも説明しています。「株式投資は本来長期的なものであるはずですが、会計基準が時代に追いついていないがために、長期的な視野を持つ投資家に加え、一般の人々までも多くの緊急の課題に直面しています。」したがって、DWSはIFRSに早急な対応を求めています。

具体的には
  • サステナビリティに関するダブル・マテリアリティの報告に本格的に焦点を当てることを推奨します。投資家やクライアントのニーズを考慮すれば、必要不可欠なことと考えます。
  • 非財務報告についても、経営陣が説明責任を果たすとともに、完全に監査可能である必要があると考えています。非財務報告は財務報告と同様に重要なものです。そのため、段階的なアプローチをとっていては上手くいかない可能性があります。
  • 財務報告と非財務報告の境界はすでに曖昧であり、非財務報告を行わないということは、国際会計基準審議会(IASB)の定款第2条で定義された目的を達成しないことを意味します。

DWSの統合報告書の責任者であるメルコ・ファーバーは次のようにコメントしています。「報告とは、会社のすべての業績と活動を集約したものです。非財務報告が財務報告と同様に重要であるという点はコンセンサスとなりつつあり、その結果、非財務報告についても経営陣に説明責任を負わせ、完全に監査可能にしていく必要があります。」

より詳しい内容およびDWSのコメントレターの全文は、IFRSのウェブサイトで公開されているDWSのコメントレター(item 503およびitem 528)をご参照下さい。



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