
Q.1 インフレ時に有利な資産はどちらだと思いますか?
解説:景気が拡大し、物価が上昇するインフレ時には、景気により敏感な株式に投資するほうが投資妙味は高いといえます。
Q.2 日銀によるマイナス金利政策でマイナス利回りになったのは?
解説:2016年1月に日銀が決定したマイナス金利政策により新発10年の日本国債金利はマイナスとなりましたが、個人預金の金利はマイナスにはなっていません。また個人向け国債は最低金利が決められておりマイナスの利回りにはなりません(2016年10月現在)。
Q.3 債券価格が上昇するのは?
解説:市場金利が下がると、現在保有している債券は市場金利より高い金利を受け取ることができることとなり、価値が上がるため債券価格は上昇します。逆に市場金利が上がると、市場金利よりも低い金利の債券を保有することとなり、債券の価値が下がるため債券価格は下落します。このように債券価格と金利は反比例の関係になります。
Q.4 同じ国の国債と社債、一般的に利回りが高いのはどっち?
解説:社債は通常国債よりデフォルト(債務不履行)の確率が高いため、国債に上乗せした金利が付きます。
Q.5 投資適格債券の意味は?
解説:大手格付機関であるムーディーズやスタンダード・アンド・プアーズ社などが一定の水準を上回る格付けを付与した債券を投資適格債券と呼びます。一方、投資適格債券よりも低い格付けが付与された債券はハイ・イールド債券などと呼ばれます。
Q.6 債券のデフォルトに該当するのは?
解説:債券のデフォルトとは、債券の発行者が、元本や利払いの支払いを遅延したり、停止したりすることをいいます。
Q.7 外貨建て債券に投資する際、円高になって有利なのは?
解説:為替ヘッジを行うことにより為替の影響を受けにくくなるため、円安局面ではその恩恵を受けられませんが、円高局面では為替差損を抑制してくれるため有利といえます。
Q.8 為替ヘッジにはコストがかかると言われますが、これを受け取るのは誰?
解説:為替ヘッジとは、外貨建資産へ投資する場合に、為替変動の影響を大きく受けないよう、一般的に「為替予約」という方法によって為替変動リスクを低減させる仕組みのことをいいます。為替ヘッジを行う際にはヘッジコストがかかり、これは為替ヘッジを行う通貨の金利と円の金利の差などになります。
Q.9 毎月決算型と年1回決算型が決算毎に1%を払出す場合、複利効果が見込めるのは?
解説:複利効果とは、運用で得た収益をふたたび投資することで、収益が収益を生んでふくらんでいく効果のことです。よって分配金を頻繁に出さない1年決算型のほうが複利効果が高いといえます。
Q.10 分配金支払日の基準価額の動きとして正しいのは?
解説:投資信託の分配金は、分配金支払日に投資信託の純資産から支払われます。そのため、分配金が支払われると、その金額相当分、基準価額は下がります。