債券市場にも不透明感が広がっており、それに伴ってボラティリティも高まっています。少なくともマクロ経済の観点からは、米国と欧州において金利がピークアウトした兆しがあります。
「米国と欧州において年初来金利が大幅に上昇したことを受けて、マルチアセットの投資家にとって債券が再び有望な資産クラスになっています」とDWSトータルリターンチーム責任者のクリストフ・シュミットは述べています。
「利回りが獲得できるだけでなく、今後数カ月でボラティリティが高まることも想定されるなか、クッションの役割を果たす可能性もあります。長期年限よりも短期年限の債券の利回りが高い逆イールドが続いているため、特に短期年限の債券に投資妙味があります」とシュミットは続けています。
マルチアセットの専門家であるシュミットは、社債にも有望な投資機会があると考えています。社債の中では投資適格債券を選好します。ハイ・イールド債券では必ずしもリスクに対して見合う適切なリターンが得られない可能性があるためです。
米国国債 (10年物)
米国国債を選好
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ドイツ国債 (10年物)
利回りはピークアウトした可能性
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新興国ソブリン債
リスク上昇が足かせ
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社債
投資適格
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ハイ・イールド
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凡例短期および長期見通し 指標は、DWSが当該資産クラスに関して上昇、横ばい、または下落の見通しを示しています。 |
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データや見通し等は記載時点のものであり、将来の傾向、数値等を保証もしくは示唆するものではありません。
出所:DWSインベストメントGmbH、2023年11月10日時点